小説
□君なんて.
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君なんて
君なんて
君なんて
嫌いだ
大嫌いだ
なのに…
どうして
君の褒め言葉で嬉しくなるのだろう
何度も何度も
傷付けられて
嘘をつかれて
悲しい想いになったのに どうして
許してしまうのだろう…
心の何処かできっと私は君を想っている…
君に必要にされたい
君に好きになってもらいたい
君の一番になりたい
けど その想いは無駄だ
君は私じゃなく他の人を想っている
その場所には私の入る隙間などない
なのに私は
君を好きになる
君を必要とする
君を一番に想う
私がもっと優しかったら…
好い人だったら…
性格が良かったら…
君は私を一番にしてくれていますか?