捧げもの

□水鏡凍季也の暴走
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「「普段物静か、または取っつきにくいヤツがいきなりイメチェンしたら、クラスの奴等がざわめくってこと、あると思うんだ。
そいつがイケメン・秀才という天は二物を与えたもうた人間なら、なおさらだろ?
そう!何言いたいって今日は我がクラスいや学年、下手したら芸能人クラスとも言える超イケメンかつ学校始まって以来の秀才と言われる水鏡凍季也が、まさかのメガネデビューをしてきた事だ!」

そう元気にテンション高く言ってくるクラスメートの樋口。

「樋口、長ったらしい上に熱くてうざい。情報通なのは分かったから。あと私の席水鏡の隣で知ってて当然。」

正直その明るさに着いていきたくないのでテンション低く返す。

「そういうお前も台詞の内容説明だよな!地の文で言うことだろ。」

「いきなり言っちゃまずいこと言いやがった。ナレーター目指してるからなるべく話してるんだけど。」

「頼む!前半地の文で言っぐふぉあ!」

これ以上は黙って欲しくなり殴ってみた。
すると丁度チャイムが鳴る。

体育の為、樋口はふらふらしながら男子の集まる方へ歩いていくのを視界の端で見て、まぁ、気にせず体操を終えれば通常通り授業が始まるのだが。

事件発生しました。
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