文
□Let's 野球拳!
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♪野ぁ球ぅ〜すぅるんならァ〜こ〜ゆぅ具合にしやしゃんせェ〜
「アウト!セーフ!!よよいのォよいっ!!!」
ポンッ!
「げっιまた俺の負けかよ!」
「残念★ハイ脱いで。」
流された、気がするι
なんやかんやで、寿也があまりにも上手く俺を挑発するもんだから、ついつい我を忘れて「臨むところだ!!」とか言っちまった。
そんで、俺は0勝2敗。つまりは全敗中、ってわけだ。
しかも、まだ2回戦目なのにカナリ危険な状態で。
だって、今の俺の格好は…
「寿…俺もう脱ぐものがシャツとパンツしかないんだけど…ι」
いや、厳密に言えばあとパンツだけ。今2敗しちまったし…短パンは一番始めに脱いじまった。
…不覚だ…。部屋着だっていうこと忘れてた…ι
「ほら、シャツ脱いでvv上目遣いでお願いしても駄目なものはダメ。だから、ね?」
「んなことしてねーよ!…それよか、寿也の勝ちってことで、もうやめてもいいか?」
「それは無理だよ。それとも何?君は僕との勝負から背を向ける気?それでもいいんなら、」
そしてトドメの一言。
「やめてあげてもいいけど?」
"やめてあげても"いいけど…?
冗談じゃねぇ!!
それじゃ俺が情けを掛けて貰ってるみてぇじゃねえか!!ぜってぇ白旗なんか振るもんか!
「上等だぜ…そんなに何度も俺に勝てると思うなよ?次でお前の服ひっ剥がしてやろうじゃねーか!!」
「次で真っ裸にならなきゃいいけどね。」
「っ!!…ごちゃごちゃ言ってねぇで、さっさとジャンケンしやがれ!」
「そんなに慌てないでよ。じゃあいくよ。」
アウト!セーフ!!よよいのよいっ…