□ベタ。
2ページ/6ページ


朝──…

雀がさえずり、太陽の光が厚木寮を包み込む。その光は寿也と吾郎の部屋にも入り込んできた。

瞼越しに白い光が見える…

…もう…朝、か…
今日はちょっと早く起きすぎたな…

布団の中でもそもそしていると、何かふわふわしたものが腕に触れた。

何だコレ…しっぽ…?…猫でもいるのか…?

まだ覚醒しきっていない頭でそんなことを考えながら、ふわふわした黒いそれを引っ張ってみた。

クイッ……


あれ?

クイックイッ


……あれれれれれ!?

いくら引っ張ってみても、猫の胴体は出てこない。代わりに、それが自分の臀部へと繋がっていることに気付いた。



えぇぇぇぇぇえ!?ι




次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ