文
□pace
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今、目の前には先輩である榎本直樹と、二つの分かれ道がある。生きるか死ぬか・ってヤツ。
「さぁ吾郎、どっちを選ぶ?」
…出来ればどちらも丁重にお断りしたい。
「早く選ばないと転がすぜ?」
ころ…てゆうか笑顔が笑ってねぇ。やっぱ断るのは不可能か…そんなことしたら地獄行きは確実だな。
「早く!」
うお…そろそろこの人マジでキレそう。
死にたくはねぇ…でも生きるための道へ進むには目の前の…
「ほら、せっかくオレがお前のためにゴスロリとメイド服用意してやったんだからよォ!!さっさと選べ!そして着ろ!!」
……おとさん、生き残るためにはやっぱりどっちかしかないみたい…
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