文
□Let's 野球拳!
1ページ/4ページ
今日もハードな練習をこなし、寿也はソファーに座り、俺は寿也のベッドでゴロゴロくつろいでいる夕食前。
「あのさぁ…吾郎君。」
「なんだよ?寿。」
「君は『野球の全て』が好きなんだよね?」
なんでか寿也が愚問を零した。
「あぁ、そうだけど?…だから何?」
俺は何も考える事無く返事を返した。ついでに、質問した理由も。
「野球に関しては絶対誰にも負けない自信があるんだよね?」
あれ?俺の質問は無視かよ。
そうは思ったけど、とりあえず寿也の質問に答える。
「まぁ…一応な。…で・何なんだよ?」
「じゃあ、僕にも負けない自信があるんだね?」
また無視かよ!
「あったりまえだろっっ!!つーか!さっきから何なんだよ!!俺も質問してんだからシカトしてんじゃねぇよ!!」
「まぁ、そんなに怒らないでよ。君がそんなに僕に勝つ自信があるなら、勝負しようと思って。」
また訳の分からん事を…
「は…ιどうやって?…三打席勝負でもすんのか?」
「いや、今回はちょっと趣向を変えてみようと思うんだ。」
「じゃあ、どんな方法で…?」
「うん。それはね…」
「それは…?」
「それは…」
あぁもう!焦らすんじゃねぇよ!!
「その方法は…」
【Let's 野球拳!】