□DIARY
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【DIARY】
DATE:■月■日■曜日
WEATHER:快晴
EVENT:一軍との壮行試合
TEXT:今日は一軍との壮行試合があり、とても充実した一日だった。でも、僕にとっては一番来て欲しくない日だった。
一軍には勝てたけど(よくよく考えてみると物凄い事だ…)、吾郎君が海堂から出てっちゃうくらいなら勝てなくても良かったのに!!吾郎君も吾郎君で、別れる時にさえ涙を流してくれなかった。…そりゃあ…君が人前で涙なんて流すとは思ってなかったけどね。夜なんて鳴きっぱなしなのにねっ☆そもそも、君の泣き顔なんて勿体無くて他の奴等には見せたくないしv
まぁ、それはそうと…これからこの部屋に一人、なんて少し心細いなぁ…。あ・でも眉村みたいなのと一緒の部屋になるよりずぅーっとマシか。あんの鉄仮面…僕の吾郎君に言い寄りやがって…。
…そんな事より、吾郎君が居ない時はどうやって欲求不満を満たせばいいんだ!?写真がオカズじゃ物足りなさ過ぎるし、何より虚しいし……やっぱり僕には吾郎君がいなきゃダメだ…ιあの可愛い寝顔も眩しい笑顔も当分観れないんだなぁ…。
明日からまた敵同士。僕らはいつになったらずっと一緒に居られるのかな?それはまだ分からないけど、絶対また一緒に過ごせる日が来る・って信じてるから。
だって僕ら運命の赤い首輪とリードで繋がれてるしvv
…とにかく、僕は君のいなくなった海堂でも野球頑張るから、君も僕がいなくても一生懸命野球だけを頑張ってね。他の奴等なんかに心を奪われないように…ね。
そろそろ寝た方がいいかな…。
オヤスミ。吾郎君。それから、今日の僕。



暗く、重く、夜の陰を落とす部屋で、佐藤寿也は筆を置いた。



THE END…
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