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□病んで、泣いて、ないで?
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そんなことを思いながら撮影は無事終了
大ちゃんの前だけはいつも笑顔でいた
でもやっぱり苦しい
苦しくて嫉妬してる自分なんか消えればいいのに
『伊野…ちゃん?』
「大ちゃん、帰ろうか」
『泣いてる』
「何言ってんだよー」
『泣いてるんだって』
「泣いて…なんか」
嗚呼。
優しい大ちゃんの前でついに泣いた
小さな大ちゃんに抱きついて
もう周りなんて見えてない
見えるのはぼやけた大ちゃん
『もう泣かないで?俺、気にしてないよ?』
「ごめっ…山田も大ちゃんも傷つけた」
『傷ついてないよ。俺嬉しいよ?』
「ふぇ?」
涙が止まった。
嘘に聞こえた
嬉しいよという大ちゃんの言葉
『俺を愛してくれてるってことじゃん^^ごめん、』
「なんで大ちゃんが…」
『これでおあいこ。好きだから伊野ちゃんのこと』
「ずっとね」
何人かのメンバーの前で大ちゃんが軽くキスをした。
小さな大ちゃんが
でも小さな大ちゃんは心が優しい大ちゃんだからこんなにも大好きなんだ
『よし帰ろう!』
「うわぁ、見ちゃったよ」
『ばっ光くん』
「見んな光」
『大ちゃんが受け?(笑)』
「もぅー伊野ちゃん早く帰ろう!」
きっと明日も
病んで、泣いて、
そして大ちゃんに
ないで?
って言われるのかな。
でも大ちゃんが大好きなんだ
こんなにもファンにも負けないくらい
大好きなんだ
『病んで、泣いて、ないで?』
「も…大丈夫」
『もう心配ないから伊野ちゃん』
「ごめっ………」
『いいよ』
End
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