□大好きなキミに贈る愛を、
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『光くん……酷いよっ!…』







目の前で泣いているのは愛しい愛しい圭人。
可愛い。
でも今思ってはいけないんだろうな。だってコイツは泣いている。
勿論、泣かせたのは俺。まぁ、俺が伊野ちゃんとシちゃったんだよね…









『ひか…る、くんなんか…』

「悪い」

『なんだよ!もういい』

「圭人!」













あーあ、怒っちゃった。俺と行為をした伊野ちゃんはのんきにケラケラと薮と笑ってるよ。

伊野ちゃんを誘ったのは俺。でも理由があった。俺の大好きな圭人はいつも裕翔といて、誰に対しても優しいんだ…
それが嫌だった。特別じゃないって―…











窓の外を見るとザアザアと強く降る雨。
部屋の中は湿気が多くて嫌になる。一人で住んでるこの部屋は圭人と薮と伊野ちゃんしか入ったことがない。

部屋を見回し、棚に置いてある圭人との写真。実はこの前ムカついて写真立てと一緒に投げつけて、床を少し傷つけた。

何もない部屋に響き渡る雨の音。ザアザアと強く降る雨は圭人が泣いているように聞こえる。



ソファに腰掛けスマートフォンを手にとりアドレス帳を開き、岡本圭人の文字。
いつも電話をするから勝手に指が動く
そして気づけば圭人にかけていた。














『何』

「今から…会えない?」

『学校だから…』

「終わったらさ。来てくれね?」

『考えとく』

















そう言い放ち圭人は電話を切った。
まだ怒ってる。いつもならもっと可愛い感じで必ず光くんって言う。

怒ってる圭人も大好き。どんな圭人も愛しいんだ…











優しい圭人は18時を回っても俺の家に来てくれた。
いつものようにインターホンが鳴る。














『圭人、』

「用があるの?」

『入って』














圭人は家に上がった。
上がってベッドをずーっと見つめている。

圭人と呼んだ時には頬に涙が伝わっていた。













『このベッドでしたんだ…伊野ちゃんと』

「圭人…」

『もういいよ。』

「違うんだ圭人!」

『何が違うんだよ!!!』

「嫉妬してた。いつも圭人は裕翔といて…誰に対しても優しくて…俺付き合ってんのかなって…」

『…なわけないじゃん…俺は光くんが大好きなのに…』

「ごめん…」
















ぎゅうっ圭人を抱きしめた。
俺より体格が良い圭人は温かくてやはり大好き。

ごめんと囁くと圭人はもういいよと優しく答えた

やはり可愛い、大好き















『圭人…大好き…』

「俺も」

『圭人っ圭人っ…』

「光くん可愛い…甘えたさんだね」

『いい、それでも…圭人が大好き…』

「うん」















くちゅうとする優しいキス。




圭人が大好きなで仕方ない。
ずっとずーっと大好き


















『圭人…すき…』

「俺も光くん大好き…」
























大好き、圭人。




一生、俺のだ。





































『大好きなキミに贈る愛を、』








































えんど

甘い可愛い光くんを書いて見ました!
イメージつかない(汗)

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