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□輝く月は何を想う
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恋の如く
月の如く
寒い寒い冬。
部屋の中は暖房をつけていて温かい
中が温かく外が寒いから結露している
11月、JUMPのWinterConcertの完成はもう目の前。
残りは最終確認のリハにダンス・演出など沢山残っている
今回も俺は、演出に参加をしている。薮も久々に参加をしてきた
基本俺と薮は食い違いがあるようでない
昔からいるからお互いが分かるのかもな
Concertも近づき、伊野ちゃんや堀越生はテストを終えるや終始楽屋が賑やか。
『ちょっ伊野ちゃんおへそ触るなぁぁぁ』
「大ちゃん面白〜(笑)」
『ぎゃははは(笑)』
「なぁ高木ー」
『何〜薮くん』
BESTの楽屋では伊野ちゃんと大ちゃんがじゃれていて薮と高木は熱が入ったり入らなかったりと様々な話題を出しながら話している
俺はと言うと………演出の構成。
みんなを見ながらふと、窓を見た
『あ…雨だ』
「うわぁ雨〜」
『有岡くん今日、傘忘れたの?』
「降るなんか言ってた?」
『うん』
「雨最悪」
『伊野尾は雨嫌いだもんな』
「本当嫌い」
伊野ちゃんが雨を嫌いな理由
実は知らない。
何か理由があるのだろうけど怖くて言い出せない
『ひかるー』
「何?」
『トランプやるよっ』
「おっやるやるっ!」
リハが始まる残り01時間。
トランプをし始めたBESTの楽屋
相変わらず7の楽屋からはギターの音やらPCからの音らが聴こえてくる
トランプをして開始15分。
ゲームで俺が勝ち伊野ちゃんが負けた。そしたら薮が『伊野尾罰ゲームね、勝った光何してもいいよ』と言った
伊野ちゃんはそれに嫌だぁーと騒いでいる
『光くんどんな罰ゲームにするの?』
「俺だったら日頃の恨みでこちょこちょしてやるっ」
『俺だったら伊野尾を奴隷にするな』
「さすが薮くん、ドSだね(笑)」
『てゆーか光?』
何をしようか迷ったけどもう決めた―…
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