□New Life
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毎日、毎日、
伊野ちゃんを見てる





眼で追っかけ、薮と一緒に03人で話して、撮影してる姿を見て






愛しすぎて、自分が怖い
でもやっぱり好き










でも辛い
だって、もし俺が告白したら伊野ちゃんに嫌われてもう話してくれないかも
伊野ちゃんと一緒にいれない




だから告白出来ない







薮に相談したら
『あーあいつなぁ。うーん…でもあいつのことだから振られても直ぐ話してくれるよ。告白してこいよ』




励まされてるんだか、よくわからない
まぁ薮だから仕方ない







薮に言われ今日伊野ちゃんを誘った











『伊野ちゃん、今日一緒に帰らね?』

「いいよー」

『スパシーバッ!』

「大ちゃんのお菓子もらい〜」

『ああっ!伊野ちゃん、』













こう見ると仲が良いな
俺といるのは嫌かな













撮影も終わり等々告白の時が着々と近づいてる




『じゃあなっ光』

「あ、うん薮」

『平気だってば!』

「ありがとう」

『高木帰んぞー』

「トイレー!!!!」













他愛もない話し。

もしかしたら今日で楽しい生活は最後かもしれない
でもそれでもいい。伊野ちゃんに俺の想いが伝われば











『伊野ちゃん、あのさ』

「ん?」

『俺…………伊野ちゃんが好きなんだ』

「え?」

『好きなんだっ』

「俺を………?」

『ぅん』

「本当か?光」

『あぁ』

「実はさ俺も好き」












言われた瞬間頭が真っ白になった
だって、あいつの口から『好き』って

夢が現実になったような




それぐらい嬉しい












『もう俺のもんだっ』

「光、宜しくな」

『分かってる』













ああ、俺には新しい生活が始まる

薮に連絡して一緒に喜んでくれた
やっぱり薮は優しい
それが苦しめてる気もするが…













新しい生活はどんなことが起きるのだろうか
伊野ちゃんを幸せに出来るのだろか
不安だけど、長い付き合いだ











今日から俺は恋人になる






伊野尾慧の。






















































END

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