☆
□太くて透明な壁
1ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
『光ー！ひかるー』
「なんだよ薮」
『好きって言ってよ』
毎日繰り返し
光とは親友。出会ったのはもう昔のこと。お互いに好きなバンドの話しから仲良くなって今にいたる
メンバーには分からない、俺らには太くて透明な壁がある。
はたから見たら分からない。でも…どこか違うんだ。
『伊野ちゃんないだろー？』
「いやいや！薮はどう思う？」
『俺？俺はこれ』
「えｗｗ薮、それはないでしょ」
『伊野ちゃんこれはないからね』
「光のほーがない」
伊野ちゃんと他愛もない話しを笑顔で楽しそうにする光。
輝きが違う
やっぱり何処か違うんだ
『は？薮、それ可笑しいから』
「いやだってそうだろ？」
『意味分かんないって』
「そ…かなぁ」
『うん。』
「俺、変わってるからなぁ〜」
ほら、こうなる。
なんで最近は光と言い争いがあるんだろう。
光に嫌われたくないからいつも下がる。
そうしたないともう光は俺と喋らなくなるんじゃないかなって
俺はどうすればいいのかな？
光は親友。
でも透明な壁がある
もう昔には戻れないの？
誰か教えてよ .......
ｵﾏｹ→
_