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□あなたは操り師(アクマ)
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それでも好きなのかもしれない。
夜中、ベッドの上でうずくまっていた
カーテンの隙間から細い線を描く月の光り
その光りを眺め、自分の頬に静かに涙が滴る。
理由なんか、理由なんか―…
聞きたくも思い出したくなかった。
次の日は少クラの収録で、ゲストは俺らHey!Say!JUMP
10人の楽屋は相変わらず狭いが集まると普通に楽しい
ダンスをしてる奴もいれば、PCで何かをしてる奴もいれば、普通に会話してる奴もいる。
また寝てる奴もいる
『大ちゃん?どうしたの』
「別に、普通だってば」
『ならいいけど』
山田は多分気づいてる
俺がテンション低いのを―…
だって俺は先週まで人形だったんだから
光くんのね。
いつから人形だったのか。
多分最初から、人形だったんだ
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