恋戦
□癒し
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洸姫は日頃、国の政務で忙しくなかなかゆっくり過ごすことが出来ない幸村のため。
政務から帰って来たらふたりでゆっくりしたかったので落雁とお茶を用意して待つことにした。
ようやく幸村がお部屋へ戻ってきたときにはだいぶ遅くなっていた。
幸村
「洸ちゃんまだ起きていたのですか?おかげさまで顔が見れて嬉しいです。」
洸
「幸村、お疲れ様でした。貴方に癒して貰いたくて、落雁はいかがですか?」
幸村
「ありがとうございます。洸ちゃん。貴女の大好きなお菓子を私がいただいてもよろしいのですか?」
洸
「幸村のために用意したの。遠慮しないで食べてください。」
幸村
「では、洸ちゃんとふたりで食べましょう。」
そう言うと以前、幸村の部屋で食べたのを思い出して、少し頬を赤く染める洸。
結局、ふたりで食べさせ合うことになり少々、照れ臭くなってしまった。
幸村
「今度は洸ちゃん。貴女をいただきたいですがよろしいですか?私の一番の癒しは洸ちゃんなのですから。」
幸村に口づけをされ、落雁のような甘い口づけに溶けてしまいそうで、熱い夜を予感してしまう洸姫なのであった。
【終幕】