犬僕

□来ないならこっちから。
2ページ/3ページ

「ぅ、ああ!!ざんっ、げ、も、い、イく…っ!!」



「ん…っ!ボク、も。…一緒にイこう?」



そう言って細い渡狸の腰を掴み、ラストスパートをかける。



「ぅ、っふ、ふぁぁぁぁぁぁあんっ!!」



「…っく!」



渡狸はより甲高い声をあげ、ボクは渡狸の中に欲を吐き出して同時に果てた。













「…ぅ、ん…?」



なんか、肌寒い…?と、違和感に目を覚ますと、



「…ってうわああああ!?」



なんで残夏が!?つかなんで裸!?



「…って、あぁ…そうか」



思い出した途端顔がすごく熱くなった。



「…んー…どうしたの渡狸…おはよ…」



「………はっ、はよ」



残夏の顔見れねぇ…



今の気持ちが視えたのか、ふふ、と笑って後ろから抱きしめてきた。…俺がそれ弱いって知ってるくせに…



「…ねえねえ、もう1ラウンドしない?」



「嫌に決まってんだろ!!!」



もう二度と、自分から誘うようなことはしないと誓う渡狸だった。




end

nextあとがき
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ