犬僕
□来ないならこっちから。
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「ぅ、ああ!!ざんっ、げ、も、い、イく…っ!!」
「ん…っ!ボク、も。…一緒にイこう?」
そう言って細い渡狸の腰を掴み、ラストスパートをかける。
「ぅ、っふ、ふぁぁぁぁぁぁあんっ!!」
「…っく!」
渡狸はより甲高い声をあげ、ボクは渡狸の中に欲を吐き出して同時に果てた。
「…ぅ、ん…?」
なんか、肌寒い…?と、違和感に目を覚ますと、
「…ってうわああああ!?」
なんで残夏が!?つかなんで裸!?
「…って、あぁ…そうか」
思い出した途端顔がすごく熱くなった。
「…んー…どうしたの渡狸…おはよ…」
「………はっ、はよ」
残夏の顔見れねぇ…
今の気持ちが視えたのか、ふふ、と笑って後ろから抱きしめてきた。…俺がそれ弱いって知ってるくせに…
「…ねえねえ、もう1ラウンドしない?」
「嫌に決まってんだろ!!!」
もう二度と、自分から誘うようなことはしないと誓う渡狸だった。
end
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