黒バス
□髪の毛
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ついこの間まで腰まであった緑間っちの綺麗な髪が
バッサリ切られていた。
「み、緑間っち!?」
「なんなのだよ」
女の子にしては少し低めな緑間っちの声。
そして、振り返ると風になびく綺麗な髪…は今やばっさりとセミロングの長さに切り揃えられている。
「な、なんで切っちゃったんスか!!髪!!」
放課後の廊下、涙目になりそうになりながら何故髪を切ったのかと問いただされるこの図はなかなかシュールだな、と緑間は思った。
「…別に…ただ暑苦しくなったから切っただけだ」
「…とか言って、ホントは失恋でもした…とか?…なーんて」
「!!」
緑間っちの肩が震えた。
…え、マジで…?
「…緑間っち、誰に失恋したんスかー?」
「………お前には関係無いのだよ」
「えー、お願いっス!!俺の好きな人も教えるから!!」
「……………………わかった、のだよ」
しぶしぶではあれど、緑間っちは話し始めた。
「………黄瀬が、前、『好きな子いるから』って言って、女子の告白を…断っていたから…。」
最後の方はかなり声が小さくなっていたけど、なんとか聞き取れた。
………って、え?俺?
「………っえ、てことは…?」
「………ッ、…そうだ、お前のことが好きだ、馬鹿黄瀬…!!///」
顔を真っ赤にさせ、半ばヤケクソになりながら言う緑間っちは凄く可愛くて、
思わず抱きよせた。
「っ、き、黄瀬…?」
珍しく狼狽している緑間っちの耳元で、こう囁いた。
(俺も好きです)
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両片思い設定^p^
久しぶりの更新がこんなんでごめんなさいぃぃ…。