毛探偵

□偶には甘いお菓子も悪くない。
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「シたい」

そう俺が言ったのと、泉が飲んでいた珈琲を吹き出す間、約0.5秒。

「ゲホッ、なっ、な、てめ、何言っ…」
「だってよー、泉で抜くのもいい加減寂しいんだよ、本人が恋人だってのにさ」
「お前一発死ねよ」

そう言って殴りかかろうとしている泉をまあまあとなだめ抱きしめる。
最初は抵抗していたが、少しずつ抵抗する力が弱くなり果てには小さく抱きしめ返してきた。可愛い。俺の泉がこんなに可愛い訳がないわけがない。

「…なあ、シようよ、セックス」
「男同士でなんて不可能だろ」
「これが出来るんですよ、ググったらやり方出てきたぜ、さすがgoogle先生」
「そんなもんググんじゃねえ変態」
「その変態と付き合ってんの誰だよ」
「…煩い」

泉の弱い耳にふぅと息を吹きかけてみたり、甘噛みしてみたり、舐めてみたりしているうちに、泉は少しずつ息が荒くなり、顔が紅潮してきた。

「泉ぃ、顔、真っ赤だぜ?」
「…うる、さい、クソ楓…」

きゅ、と俺の服を掴んで羞恥に耐える姿が愛おしい。ああ、ダメだ、理性保てそうにねえ

俺は泉を俺らが座っていたソファへとそっと押し倒した。

「抵抗しねぇんだ?」
「黙れ馬鹿」

泉のでこに軽くキスをして、俺は泉の服を脱がしにかかった。
今日は休日、幸い燐と椛はそれぞれの友人と遊びに出かけていた。

泉のスウェットを捲りあげ、片方の胸の飾りにしゃぶりつく。もう片方はあいている手でこねたり押したり。

「…っ、ぅ…」

ぴく、と泉の肩が動き、小さく喘ぎ声が聞こえる。それだけでも十分すぎるほど俺を煽るんだよなぁ

ぐりぐりと舌で押しつぶすように飾りを舐めつつ、もう片方をいじっていた手を下へと移動させる。
服の上からやわやわと揉むと、柔らかかったのから一変、すっかり硬くなった。

「泉、もうこんなに硬くなってんじゃねえか、気持ちいいんだろ?」
「…っふ、ちが、うに決まってんだろ…っ」

両目に涙を溜め俺を睨みつけてくる泉。正直全く意味がないというか俺の息子さんが反応するだけだ。

そのまま服の上からの刺激を続けていると、

「…おい、楓…っ、」
「なんだよ、泉?」
「…っ、直、に…」

触ってほしい、というのをプライドが許さないのか、それ以上は口に出さない。
もちろん、俺としては泉のおねだりが聞きたいので気付かぬ振り。

「直に、何?」

ぐりぐり、と少し刺激を強くする。

「っあぁっ…!!っ、じ、かに…触、れ、馬鹿…」
「…んー、まぁ、合格点とするか」

ズボンを脱がすと、とろとろと先走りが流れているすっかり勃ちあがったソレ。
ソレを手で扱く。

「っひぁ、あぁっ…!!」

直に触ってまだ間もないのに、びくびくと泉のソレが脈を打ち、果てた。
精液独特のつんとした臭いが部屋に広がる。

「(っあー…やべぇ、泉可愛すぎる)」

こりゃ優しくできないかもな、と心中で苦笑し、先程泉が出した精液を指に軽く塗り、後孔へと指をあてがった。

「ーーっ、かえ、で」
「大丈夫だっつの、力抜けよ?」

多少体がこわばった泉をなだめ、指をつぷ、と軽く挿れる。

「…気持ち、悪い」
「我慢我慢」

内壁を傷つけないように少しずつ指を深くまで挿れていく、と、ある一点で泉の体が跳ねた。

「お、ここか。前立腺、っつーんだとよ。男でも気持ちよくなれるとこ」
「…っぃ、あ…きもち、わるいっつの…ひ、あぁっ!」
「素直じゃねーなぁ」

前立腺だけを集中的に攻めると、甲高い声をあげ泉が再度果てた。
肩で息をする泉が可愛くて、思わずキスをする。この際、メガネがどうとかは言ってられない。

キスをしたまま俺もズボンを脱ぎ、口を離す。そして後孔へと俺のソレをあてがった。

「…挿れるぞ?」
「…好きに、しろ」

ずぷずぷと少しずつ俺を泉のナカへと侵入させていく。
泉は少し顔をしかめて俺にしがみつき、挿入の痛みに耐えていた。

「…っは…全部入っ、たぜ」
「一々言わなくてもいい…っつの…」

まだ少しつらそうな泉の頭を撫でる。
泉のを刺激し意識をそちらに逸らして、その間に少しずつ動かしていく。


「…っふぁ、あぁあっ…!!」

ぐちゅぐちゅという水音と泉の喘ぎが部屋に響いた。
泉の体の所々にキスマークをつけたりしているうちに、俺も射精感が高まっていく。

「ぃっあ、ひぁうっ!楓っ、イっ、うああっ…!!」
「…っあ、やべ…っ」

泉の果てた際の締め付けによって俺も果て、泉の中に俺の精液をぶちまけた。



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