リクエスト

□まだ僕がそれに気づいていないだけ
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因幡探偵事務所。

今日も僕は大好きなにーにがいるその場所へ向かう。



「にーに、遊びにきたよ」
「おう、遥!今日は比較的元気そうだな」

と、ここまではいつも通り。

「…あれ?1人足りなくない?ほら、黒髪の方」
「ん?圭のことか?圭なら昼寝してるよ、昨日遅かったらしくてな、眠そうにしてたから奥の部屋で寝てていいぞって言ったんだ」
「ふうん…だからなんか静かなんだね」

なんだ、いないのか、と思って落胆している自分に少しびっくりした。
僕にとってはどうでもいいことじゃないの?

とか考えていたら、気付けば彼の寝てる部屋まで着いてしまった。無意識って怖いね。

まぁ来てしまったので、なんとなくで入ってみる。
入ってすぐのところにあるソファに彼はいた。
すぅすぅと規則正しい寝息を立てている。

「…圭、くん」

ふと、名前を呼んでみると、きゅん、と胸が締め付けられた。

「…?」

なに?今の…

意味がわからない気持ちのまま、彼の傍へ近寄り、ソファに横たわっている彼の顔を見つめた。

黒くてさらさらした髪の毛、男にしては長い睫、薄桃色の唇。

男の顔をこんなまじまじと見ている僕は端から見ればおかしい人だが、幸いこの部屋には僕と彼しかいない。

彼の顔を見つめていると、動悸が早くなるのがわかった。

この気持ちは、何?

にーにへの感情とも、夏輝や弥太への感情とも、首領たちへの感情とも違う。
傍にいるとせつなくて、だけどずっと一緒にいたい、なんて…なんて、矛盾した気持ちなんだろう。


僕は、自分の気持ちがわからないまま、眠り続けている彼の唇へとキスを落とした。








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ユキ様!こんな感情でよろしいでしょうか!!←
両片思いにしたかったのに上手く表現できませんでしたあばばばば
ごめんなさい文句受け付けます書き直しも受け付けますんで鋏投げないでください←

ユキ様、リクエストありがとうございました!

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