□SS/過去拍手
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(蒼傑/鴻元/ゴバルスキー)



(やっと到着したはいいけど南極寒すぎる……なんで寒い寒い言いながらみんな制服の前全開なの……?
やはり男塾は狂気の集団か……)

「……大丈夫か?随分と辛そうだが」

「そ、蒼傑……ありがと、だいじょうぶ……」

「無理をするな、舌が回っていないぞ。女の身にこの寒さは堪えよう。
俺の身に付けている物で良ければ貸すが」

「心遣いはありがたいけどそのスカーフ的なものでどう暖を取れと」

「なんだ、この程度で寒がっているのか?だらしない。俺の防具でもつけていろ」

「その明らかに金属製の防具をよこして何になるの?凍傷?
天挑の時も思ったけどなんで鴻元は雪の中でそれ付けてて平気なの?」

「まったく貴様は虚弱なくせに文句だけは一人前じゃのう。
そんなに寒けりゃこいつらでも抱いておれ。ほら」

「まさかの生身のオオカミ!けものくさい!でもあったかい!ありがとう名も知らぬ二匹の狼よ!」



※その後ゴバルスキーがオオカミを呼び寄せたため再び寒さに震えましたが、ペンギンの群れにさりげなく仲間面して潜り込むことで難を逃れました。
ヘリの中へ戻ればよかったのでは、と気付いたのはアフリカについた直後でした。
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