□SS/過去拍手
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(椿山清美)
※卒業後



「ぷにぷに。ぷにぷに。ぷにぷにぷにぷに」

「……ねえ、なまえ」

「なあに清美ちゃん」

「ぼくのお腹を執拗につっつくのはやめてくれないか。あとその清美ちゃんって呼び方も」

「えー、だって清美ちゃんは清美ちゃんだし……それに清美ちゃんのお腹、やわらかくて気持ちいいしー……」

「むずむずして落ち着かないよ。……あ、こら、枕にして寝るのもだめだってば。今ピーコちゃんのご飯用意してるんだよ。手元狂ったらなまえの上にぶちまけちゃうよ」

「うふふ、ぷにぷにー」

「もう。あんまりしつこいと明日からダイエット始めるぞ」

「いやああそれはだめ!
わかったいい子にする! いい子にするからからそれだけは許して!」

(……もしかして、体目当てでぼくと付き合ってるのかなあ、この子……)



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