□SS/過去拍手
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(蝙翔鬼+雷電A)



(こ、今度こそ……今度こそ)

(憎まれ口を叩いてはいかん……冷静に)

(同じ男塾の塾生として、共に巨悪を滅せねばならんのだ。ぎくしゃくしていては差し障りもあるかもしれん)

(自分自身の矜持のため……男塾のため、ひいては邪鬼様のためにも、けじめをつけなければ)



「雷電!」

「………………ああ、蝙翔鬼殿」

「雷電、その…………す、す」

「…………」



「――――すまぬとでも言ってほしいのか?
言っておくが俺は一切非など感じてはおらんし、間違ったことをしたとも思っていない。
むしろ貴様の弱点を身を以て教えてやったのだ、いっそ感謝してほしいものだな」

「…………………………………」







「ねえ、私、ついていってあげましょうか」

「いちいち来るなお節介娘さっさとどこかへ消えろ」



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