□SS/過去拍手
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(蝙翔鬼)



「先輩方の技をひとつ使えるようになるとしたら、私は天稟掌波がいいなあ」

「は?……俺の?」

「はい!真空殲風衝も兜指愧破もかっこいいけど、やっぱり天稟掌波がいちばん素敵です!」

「そ……そうか」

「もしよろしければ、いつかご指導していただけたら嬉しいです!」

「ふ、ふん。お前ごときに使いこなせるとは思わんがな」

「あ……やっぱりそうですよね……」

「あ、いや、その…………い、今なら時間がある。
素質だけでも見てやろう。……俺の部屋で」

「本当ですか!?」



(やった!テンピン肉に一歩近付いた!)

(指導と偽ってどこまでできるものだろうか……)



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