□黒猫と魔術師
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「お菓子を差し上げますから、どうかこの私めに悪戯をさせていただけませんか」

「どうしてそんな紳士的な態度でみだりがましい発言が出来るのか、私にはわかりかねます」

「菓子ひとつに付き乳房一揉みということでいかがです?」

「いかがです?じゃないでしょう。どんな取り引きですか。
大体もう揉んでるじゃないですか、後ろからわしづかんでるじゃないですか」

「いやいやこれは後払いというやつですよ。
おや?こうしていると何とも不思議、こんなところに君のお好きなチョコレートが」

「うわぁ……いつの間に胸の中なんかに仕込んだんですか……。
体温で溶けて酷い有り様に……」

「おっと、これは申し訳ありません。火照った肌に対して配慮が足りませんでしたね。
私が責任を持って綺麗にいたしますから、お許しを」

「そう言いながら何故舌なめずりするんです」

「ああご心配なさらず。舐めとった後、きちんと食べさせて差し上げましょう。
……もちろん口移しでね」

「行為がどんどんエスカレートしていく……。
もはやハロウィンなんて念頭から消えているに違いない」

「最初っからどうでもいいですよそんなもの」

「言い切ったなこのえろ男爵」







男爵のキャラ崩壊がどんどんエスカレートしていく……

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