スレイヤーズ

□お出かけ
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リナとアメリアは差出人のアルフレットがいる屋敷へ。
ゼルガディスとガウリイはフィルオネル殿下の護衛のため王宮に残った。
私はというと、買う物があるといって街に繰り出したのだった。

あの二人なら別に私がいなくてもなんとかなるだろうし。
いろいろと街の中も見てみたいしな。

街は活気に溢れている。
いろんな物が売られており、珍しい食べ物も並んでいる。
うわ〜。おいしそう!
何食べようかなぁ。
いろんな店を周ってみる。

んっ!?
あれは……
“セイルーン名物ソフトクリーム”
と書かれている看板が目を惹く。
「一つください!」
お店の人に注文した。

「いただきまーす」
私は大きく口を開いた。
そのとき、
「ぺロッ」
ソフトクリームが横取りされた。

「ゼロスー!!」
私は犯人の名前を呼ぶ。
「おいしいですね」
いつものニコ目のおかっぱ頭がそこにいた。

「もう。気配消していきなり、食べないでよ」
「ははは……すみません。つい」
笑いながら謝るゼロス。
まったく!油断も隙もないんだから……


私が怒ってると、
「お昼は僕が奢ります」
とゼロス。
「絶対だよ」
「はい」
「おいしくて、いっぱいメニューがあるところがいいなー」
「わかりました」
ゼロスは笑った。
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