演劇ユニットたからげ


私、石川由吾は20代後半で脱サラしてこの世界に入りました。
当初は声優志望として専門学校や養成所を経て事務所に入ったのですが、当時指導してくれた講師から演劇の勉強を勧められました。


「身体で演技や表現するスキルも無しに声優なんて出来るか!」


この一言で、私は演劇に視野を向けるようになりました。


ですが、この時既に30代に入っていたので、かなり遅いスタートラインでした。


そこで、私は様々な役者の方と一早く交流出来る手段として、インターネットを通して役者交流サークルを開きました。


その効果は絶大で、短期間の内に様々な劇団や役者の方々とお知り合いになり、お会いする機会も増えました。


その1人である加藤健太郎氏からの提案により、「学集会」を東京都中野区において、実施する事になりました。


せっかくの学集会なので、何か成果を出したい。


発表会として、また実践の場として、誕生したのが演劇ユニット「たからげ」です。


たからげのモットーは


「温故知新」


芝居の「芝」は、芝生を意味します。


元々は、人前で演技を見せるものですから、場所は特定されていないのです。


「劇場」というのは、後からより観やすくする為に生まれた環境です。


シェークスピアの戯曲の中に、劇場以外の場所で劇をするシーンが度々登場するのはその為です。


そう考えると、別にお芝居をする場所を劇場に特定しなくてもいいのでは?


勿論、野外では声が拡散して聞き取りづらくなるので好ましくありません。


しかし、屋内であれば…。


そこで、「たからげ」では劇場以外の場所に拘っています。


一番効果的なのは、居酒屋やBARといった呑み屋や飲食店です。


劇場に特定せずに、日頃皆さんが憩いの場として集まる場所でポンッ!と見せられたら、より多くの方々にお芝居の楽しさが伝えられるのではないでしょうか。


飲んだり食べたりしながら見て頂けた方が、お客様もリラックスして見て頂けると思います。



次に、演目ですが「落語」を起用しています。


落語の内容を完全に芝居として作り直しています。


落語なら、普段あまりお芝居を観ない方にも馴染みやすいのと同時に、筋書きがしっかりしているので、発表の素材として最適です。

料金体制はお店側のチャージ料(またはワンドリンク)と「おひねり制」にしています。


劇場以外にする事でコストがかからず、ノルマも必要無し。


「おひねり制」にする事で、観客も多額なチケットを払わずに気軽に見れて、出演料も頭割り出来るというシステムです。


劇団に比べると規模は小さいかも知れませんが、勉強の一環として、又、コストの都合でなかなかお芝居出来ない方には最適なシステムだと思います。


又、あくまで個人団体なので、事務所や劇団に所属している方でも気軽に参加出来ます。



それと、お店をお借りして上演する際に一番理想的なのは、貸切にせずに通常営業の中でイベント的に出来る体制です。


参加して頂ける方、並びにご協力頂けるお店の方には、何卒主旨をご理解頂けたら幸いです。



楽しい芝居をしましょう!


石川 由吾

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