氷帝小説

□ノートの端の象形文字
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「若っ!!勉強教えて!!」


美奈さんが俺にこう言ったのは昨日の帰り道。


冬休みの宿題の中にある2年生の問題で
わからない部分があるらしい。

何故わざわざ同級生ではなく俺に聞くのかと尋ねれば、

"若がイイんだけど?"

などと言われる始末。


元から断る気はなかったが、
あそこまで言われれば選択肢などYesしかなくなるだろう。


しかも俺の家に宿題を持ってくると言うから、
昨日は必死になって家族を言い包めた。


なのに何故・・・
貴方はそこで、寝ているんですか?






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