06/25の日記

16:34
鉢竹 現パロ
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部屋に入って三郎は一秒だけ足を止めた。
すぐにソファへと足を向けて、その上で横になって眠る人物を覗き込む。
すやすやと小気味良い寝息を立てているのは幼馴染で、鉢屋家に勝手に上がり込んでいる事にも文句を言わないぐらいにはいつも一緒にいる。

おそらく、常時空調の調節されている部屋で三郎を待っていたら寝てしまったのだろう。
そして目的はテーブルに置いてあるプリントを見るところ、宿題を手伝ってほしいとそんなとこだろうと予測を付けて三郎は床にバックを下ろした。

「おい、ハチ。起きろ」

声を掛けて体を揺するが、起きる気配はなく竹谷にその手を振り払われてしまう。
三郎の手から逃げるように体勢を変えた竹谷に、更に強く揺すろうと思って伸ばした手が止まる。
制服のシャツから覗く項に目を奪われた。

「…っ」

無意識に喉を鳴らし、その音に三郎の意識は戻される。
しかし手は勝手に眠る竹谷の項を下から上へと辿りだした。
むず痒そうに眉を顰める竹谷に思わず笑みが零れ、その項へと顔を寄せて吸いついた。
痕の残るように吸いつく三郎の唇に竹谷からはんっと鼻を抜けるような声が上がり、三郎はそれ以上の無体を働きそうになる自分を自制する。

ぽつりと残った赤い痕に気分良くほくそ笑んで、一発で起こす目的のために竹谷の頭めがけて手を振り被った。



いつ気付くだろう



end

幼馴染現パロな鉢竹です。
きっと二人はお付き合いしてる。です。
だがまだ体の関係はないです。
が、時間の問題でしょう早く竹谷はいただかれてしまえ。

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