綾タカ

□あたりまえの
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…………。

………………。

完全に綾タカを見失いました!!
いっそ見事に。

ラブを書くはずだったのに、四年生寄りになってしまったよ。
そして内容が意味分かんないから!

久しぶりに綾タカ書いたら、暗い方に飛んで行きそうになり軌道修正を試みたら、わけわからん話になりました。

ふへへへ。
すみませーん←反省の色なし















おまけになればいいなぁー





タカ丸の部屋の戸を開けた滝夜叉丸と三木ヱ門は、中の光景に一瞬固まると後ろ手でそっと戸を閉めた。

「おや、お帰り」

綾部が二人に体ごと視線を向けると、今の状態が眼前に広がった。
もう一人の部屋の住人は、無言だ。
三木ヱ門はお茶の乗った盆を机に置くと、改めて綾部へと向き直った。
その状態を見れば分かり切ったことだが、どうしたんだそれ?と聞いた。

「タカ丸さんが寝てしまって、布団に運ぶところ」

綾部は簡単に、簡潔に答えた。

「だからって、何故その運び方なんだ!?」

滝夜叉丸の言葉に綾部は己の腕の中を見た。
そこにはすやすやと気持ちよさそうに寝ているタカ丸がいて、綾部の腕はその膝の裏と肩を抱いている。
つまり、お姫様抱っこだった。

「この方が運びやすいし、それに、別にいいじゃない。私とタカ丸さんは恋仲なんだから」

そう言うことではなくてだな、お前には羞恥心が欠如うんたらかんたらと滝夜叉丸の説教が始まるが、綾部はもう聞いていなかった。
その間に三木ヱ門がタカ丸の布団を敷いてくれているので、タカ丸を抱いたまま立っていると、タカ丸が胸へと顔を寄せてきた。
暫くもぞもぞと動いていたが、寝心地のいい位置を見付けたのか笑みを浮かべて静かになった。

「喜八郎、布団敷いたぞ」

「ん。ありがとう、三木ヱ門」

布団へと移動し、タカ丸を寝かせると滝夜叉丸からお茶を受け取り胡坐をかいて座る。
ちらりとタカ丸へ視線を向けると、規則正しく掛け布団が上下していた。

綾部や三木ヱ門は、夜通し穴を掘ったり、委員会の会議であったりで徹夜に慣れているのでそれほど眠くはならない。
滝夜叉丸にしても、絶対に他人に見せはしないが一晩自主練を行う事も多々ある為、耐性があった。
だがタカ丸は忍術学園に編入したばかりで、髪結いの練習の徹夜などとは比べ物にならない疲労を感じているはずだ。
ただ単に体力の問題でもあるだろうが。


「タカ丸さんの事だから、きっと昨日も徹夜してひとりで課題を解いていたんだろうな」

「ああ、課題提出ぎりぎりまで私達に頼らまいと努力しておられたのであろう。まあ、一晩私さえ手伝えばどんな問題も解決できるがな!!」

「はっ!今回タカ丸さんの力になったのは私だけどな」

「ふんっ!三木ヱ門ごときがか?」

「お前よりましだ!滝夜叉丸!!」

今の状況も忘れて声の音量を上げて喧嘩をし始めた二人に、静かな声が掛かる。

「二人とも煩い。タカ丸さんが起きちゃうじゃない」

妙な迫力をもって発せられたその声に、二人は立ち上がりかけていた体を床へ下ろし、静かになった。

「だ、だが喜八郎……」

恐る恐ると言った感じで滝夜叉丸が話し掛けてくるのを、綾部は頷いて返す。

「分かってる。今回の課題はタカ丸さん本人にやらせないと勉強にならないんでしょ。暫くしたら起こすよ…それまでは」

寝ているタカ丸を見つめながら呟く綾部に、二人は顔を合わせた。
タカ丸を見つめる綾部の視線はどこか優しく、温かい。


喜八郎は変わった。
変えたのは太陽のような笑顔のあの人。
それが嬉しいと感じる自分達も変わったのだ、その人によって。




貴方の前では

素直になれます

誰にも言えずにいた事
誰にも見せられない顔

全てを受け止めてくれる貴方に

頼っているのは
甘えているのは

私達




end

普通に四年生だったよ(°k°;)

綾タカを見失った…。

これがスランプか!!


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