孫富

□それを盲目と言うならば
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病んでるかも?じゃなくて病んでた。
そして短かった。


これがブランクか!!
長い文が書ける気がしないです。
二ヶ月って長いですね〜(=□=)

あとアレですね、周りの肉付けをする気力がありませんでした。
肉付けすると話の内容自体変わっちゃう事も多々ありますしね。
今回はシンプルにしてみました!

でも短すぎですよね…(´・×・`)
ホント長い文書ける気がしないッス!!








おまけっと
孫富 



先程まで後ろにいた男は、今は目の前で肩を震わせていた。
作兵衛の視界に入ったその瞳は少し前までは何の情も生やす事なく自分を見ていたのに、今は涙を浮かべている。
口元を掌で覆い、隙間からはくっくっくと音を立てた笑い声が漏れ出している。

「おい」

やや低めの声で発せられた作兵衛の言葉にようやく其方へと顔を向けて目に浮かぶ涙を拭う。

「わ、悪い悪い…っ」

悪いと言う割に作兵衛を見ると再び笑いに身を震わせる。
暫く同じ様な事を繰り返し、漸く笑いを収めた孫兵が作兵衛を見る頃にはその顔には不機嫌が彩っていた。
慌てて作兵衛に近寄ってみるが顔を素向けられてしまう。

「ごめん作兵衛」

「……」

孫兵が作兵衛の頬へと手を伸ばして顔を自分の方へと向けようとするも、強い抵抗にあう。
孫兵は困った様に眉を下げると作兵衛の名前を何度も呼んだ。


「作兵衛ごめんね?作兵衛?返事をしてよ、作兵衛。作?作ってば!さくさくさく〜」

反応がない作兵衛に肩を揺すったり頬を突いたりとしてみるが、一向に此方を見る気配はない。
諦めた様に作兵衛から離れると小さく溜め息を吐く。


「怒らせちゃったみたいだよ、ジュンコ」

どうしようかと自分の首元に収まるジュンコの肌を撫でて困った顔をすると、ジュンコは慰める様に顔を寄せる。
それに顔を綻ばせてありがとうと呟きながら、孫兵はジュンコへと頬をすり寄る。


「ジュンコは優しいなぁ」

そう言って蛇肌を撫でてると、いつの間にか立ち上がった作兵衛に両頬を取られて上を向かされた。
なに、と声を出す事叶わずに触れられた唇は直ぐに離された。
触れるというよりもぶつけるに近かった短い口づけに呆気に取られる孫兵に、作兵衛は無言で背を向けた。

少し間を開けて背を向けたまま座った作兵衛に近寄り、その後ろ姿にい抱きついた。
朱色に染まった耳に唇を寄せると、孫兵は囁いた。




嬉しかったんだ、とても。
君の最期に僕が映る事が。





end

それってまるで、人生そのものみたいだろ?って事で許して下さいませませ。

ええ。
孫兵に作って言って貰いたかっただけですよ(いい笑顔)

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