駄文置き場
□カタチ
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お世辞にも『キレイ』だとは言えない部屋にけたたましく発信音が鳴り響く。
布地の擦れる音と共に浅い眠りから覚醒する男が一人。
戦闘民族サイヤ人、ターレス。
「…うっせぇ・・・なんなんだよ…」
意識の覚束無い体を伸ばし、スカウターを手に取ると小さな液晶にリストが映し出された。
スクロールを繰り返すその中に、見慣れた名前を見つけると呆れたように苦笑した。
「…なにやってんだか…」
ターレスはゆっくり起き上がると、しなるように体を伸ばす。
「さて・・・ひと仕事するか・・・」
ぼやくターレスにベットがギシリと応えた。