平凡 .ＣＯＭ
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あたし的に・・・
大切なのはタイミングだと思う
平凡 .ＣＯＭ
『り、りょ、緑ぅ〜…？
…かんん〜なりっ不本意
なんだけどぉ…テニ、テニス部の…‥え…と…‥‥‥‥レギュラーサイ…‥‥‥ん？‥‥レグ…レギュラー…‥教えて…？』
修羅場というか、ある意味戦場を生還したリク
窓から差し込む陽も伴い六時間目という時間帯が眠気を誘う(お弁当は五時間目終了後に食べた)
目蓋の重さに耐えながらなんとか頭を働かせやっとこさ、さっきの質問をしたのだった
なので日本語が少しズレてるのは気にしない方向で……
「お姉様……その瞳はゴーサインの合図ですの？！vV」
『はぃ〜…？』
あ、これは疑問系の
“はい、なんでしょう？”
って感じの疑問系の返答であって決してYesサインじゃぁないですよ？
「お…お姉様…」
『はい…じゅぎょーじゅぎょー…』
「いただきますわっ！ｖＶ」
『は！！？』
ガッターーン！！！
『緑っ！？は！？え！？何この状況！？あれ！？』
はい。やっと覚醒されました。緑に押し倒されながら
先生も、机を飛び越えてまであたしに飛び付いた緑にびっくりして、半泣きで教室を飛び出していきました(まさか緑のこと狙ってた？)
マヂ飛び出す前に助けろよ
しかも椅子のまま引っ繰り返って背中が痛いじゃないの
『いい加減離れて』
「嫌ですわっ！だってお姉さまがゴーサインを『出してないから。そんな危険なサイン出すわけないでしょ』そんなぁっ！」
こっちまで半泣き状態になってきてるし……
クラス全体から視線感じるし…
両脇なんてちょっと般若になってるし…
マヂでこーゆーの止めてほしいんだけど
だったら生徒全員からシカトされてたほうがまだマシなんだけど
しょうがない・・・
兄貴いわく“オールマイティでイケる！！ピンチになったら泣くか笑うか大作戦”とやらをやるか……
すっ‥‥‥‥‥ごく嫌だけど
『緑…顔を上げて？』
今までとは打って変わったやさしい声色に緑はゆっくりと顔を上げた
『今は授業中でしょ？だから一先ず席につこ？ね？』(ニッコリ)
頭を撫でるというオプションつきで
緑「/////お姉さま…愛してますわーー！！」
『はいはい。席に戻って』
緑の背を押しながらまた元の無表情に戻るリク
『ふぅ…‥‥
…ん？』
全「///////」
『真ん丸井、どーかした？』
丸「お前……それは反則だろぃ…」
『は？』
思わぬところで秘密を知ったクラスメイト達
秘密その１
《リクの笑顔はマヂヤバい》