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□改正
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ACT.1
金持ち隠して何が悪いっ!!?
要は心の持ちようでしょ!
中学1年の夏休みからはじめた転校生活。半年に1回のペースで転校し、この身を隠し隠し生きてきた。
ここで勘違いしないでほしいことが1つ。
私は決して犯罪者ではないということだ。
行っとくけどこれ超重要だから。マァヂで重要だから!
兎に角、そんな生活を初めて3年の月日が経ち、私はまた転校することになった
『えーと、私の事はガンガン忘れちゃって構わないので、代わりにもし街で私を見かけても知らないふりしてくださいマヂで。』
クラス一同から唖然とした眼差しを向けられるが、どうせ転校するんだし、後は行ったもん勝ちだと私は思う(ぇ)
『・・・・なんか言うことがあったような気もするんですけど、なんか忘れちゃったので別にいいです』
全「(最後の挨拶それーっ!?)」
『んじゃまぁとりあえずお世話になりました。もう会わないことを願って!』
次の転校先への転入試験も終わってるし、次の学校は全寮制だから家の心配も要らない。
だからといって、明日からすぐ通えなんてことないから、寮に引っ越しを済ませたら束の間の休息もとれる
意気揚々と現在の自宅に戻り、愛猫のブンちゃんを抱っこした。
ちなみにブンちゃんはついこの前飼い始めたばっかりのマンチカンで、手足の短さに一目ぼれして即決してしまった。
明日にはこの部屋も空っぽになるんだろうなぁ・・・
みゃー、と可愛らしく鳴くブンちゃんの頭を撫でてから最後の荷造りを始めた。