リアタイじゃないリアタイ

呟いたりとか、変なこと書いてみたり。
基本グダってます。
◆桜葬の三番目みたいな感じの 

 ぶわりと、一陣の風が吹いた。その風に巻き上げられるようにして、花弁が嵐のように巻き上がる。視界が薄桃色に染め上げられる。少年は目を開けていられず、思わず両腕で顔を隠すように覆った。
 その視界の隅で、黒髪の少年は先ほどと変わらずに立っていた。
 しっかりと、前を、あの大きな桜の木を見据えて。
 風が収まって、少年はゆっくりと瞼を開いた。眼前の世界はやって来た時と変わりはない。ただ、座っている人々の数が、先ほどと比べて少なくなっていた。

「彼らは……?」

 何処へ行ったのか。そう黒髪の少年へと問いを投げかければ、彼は「さあな」と答えた。

「行ったんだろうよ、あいつらが次行くべき場所とやらに」

 視線は変わらずに、巨木へと向けられている。
 彼は少年よりも早くこの地へと来ていた。ならば自分よりも多く、あの景色を見ていたのかもしれないと、少年は思った。

「それでもきっと、僕達が行き着く先は変わりません」

 そう呟いた声は、少年が考えていたよりも小さな声だった。しかし黒髪の少年は気が付いたのだろう。「だろうな」と、少年の方を見て笑っていた。




殴り書き。最初に書いたときからこういう流れのつもりだったけど、時間掛かりすぎですね本当に。

2013/09/21(Sat) 01:05  コメント(0)

◆技術革新ってすごいよねとスマホになって特に思う 

「へえ、今の時代はこんな小さい端末で悪魔を呼べるんだねえ」

 感心でもしたかのように笑う男に、カズヤは怪訝そうな表情をした。

「オレ達の時代はね、ハンドヘルド─って言って分かるかな? 今で言うノートパソコンのでかい版さ。それの容量殆ど使って漸う、ってかんじだったのに」

 技術の進歩って凄いよなーと、COMPを手にしたその人は、目の前の惨状も、疑わしげに視線を寄越すカズヤの友人達の事をも気にする様子もなく、ただただその小さな機械に込められている機能を色々とためしている。

「アレ、もしかして悪魔会話って出来ない?」
「悪魔、会話…?」

 聞き慣れない単語に仲間も含めて首を傾げる。それを肯定と取ったらしい男はマジでか、と小さく呟いた。

「悪魔会話無いとか、マジどうしろってんだ……主力悪魔作れないとか……」

 そこで「ああでも」と、何かに気付いてまた笑う。

「合体とオークションってのはこれでやれるのか一。一々施設に行かなくていいのは楽かな? オークションで素材全部揃うのなら確かに会話いらないか」



真1世界からデビサバ世界に迷い込んだフツオとか書こうとしたらしい。
新約とかはまだプレイしてないけれど、やっぱりデビサバ組のは技術がおかしいと思うよ。ケータイで召喚とかさあ。

2013/07/23(Tue) 09:34  コメント(0)

◆スマホになりました 

これまで使っていた携帯の充電部位が壊れて、なーんにも出来なくなりました(°∀°)アヒャヒャヒャヒャ ・・・
見事に電話帳からなにから一切移せませんでした。泣きたいです。
現在は新しくやってきたスマホに慣れるのに悪戦苦闘中。むしろ手書きにした方が早く書けている気がします。
数少ない救いは、スマホのカメラの高性能さと、ブクマしていたサイトの多くは見つけやすい所ばかりだった事ですかね。てかカメラすごい。パソコンの 画面普通に写るってすごい。

2013/07/22(Mon) 22:58  コメント(0)

◆インスタントコーヒーの話 

 インスタントコーヒーの存在は、知識としては知っていても道也は作ったことは無かった。何せ、家には立派なコーヒーメーカーがあり、豆にこだわりを見せる母が、いつだって美味しいコーヒーを淹れてくれていたのだから。

「……何ていうかコレ、薄くない?」

 インスタントに慣れ切っている彼方が作ったソレを口にしての第一声がこれだ。
 味に対してこだわりがあるわけではないが、それでも今までこだわられたものを飲んできたからかブツブツと文句を口にしつつちびりちびりと飲んでいる。
 その隣では遥がやはり苦笑しつつマグカップの中身を口にしている。
 淹れた張本人である彼方は我関せずと言いたげに、ビンの中身を蓋に入れて量を調節している。二杯目を淹れるつもりらしい。

「あー、でもぬくいやコレ」

 火に掛けられた薬缶から黙々と湯気が上がる。ぼんやりとそれを眺めながら、道也は握り締めたカップに再び口をつけた。


121212−
前に呟いていたネタです。冬真っ盛りの頃に書いていたのを加筆修正。

2013/05/29(Wed) 11:29  コメント(0)

◆no title 

世の中では真4が発売されたみたいですね。まあ私は3DS持ってないので買えていないのですが。
のでそのなんともいえない感じを埋めるべくここ数日は真2の二周目をカオスルートに進めるべく奮闘してました。
でも属性縛りってやっぱりきついですね。特に真2は序盤の回復施設がメシア教主体。カオスに傾いたらマンイーターの群れに囲まれても回復してくれないどころか放り出してくれやがるメシア教会。
頭固いな畜生!ガイア教会はお布施払ったら回復してくれたぞ!!(泣)
それゆえのロウ・カオスなんだって分かってても叫びたくなります。施餓鬼米買わせろー!!

2013/05/29(Wed) 11:27  コメント(0)

◆デビサバ2アニメ 

に力也さんボイスの方がいると知って調べた(デビサバ2未プレイ…(´д`))のですが、
なんかもうキャラデザから戦いの理由からツボに嵌まりそうな予感プンプンです。

こう、なんかあって退職に追い込まれた元刑事さんとか!
その原因が主人公に協力するよう持ち掛けてきた組織のトップとか!!
その組織に対抗するために結成されたレジスタンスのリーダー格とか!!!

力也さんボイスじゃなくても気に入っていた可能性高いです…出て来るの楽しみだなあ…(*´∀`)

2013/04/09(Tue) 02:12  コメント(0)

◆猫なヨシフツワル(獣化注意) 

ヨシフツワルを猫で考えたらおかしなことになった。苦手な方注意。




完全な家猫のヨシオ。
立派な家で子猫の頃から可愛がられてる。
病院以外で外に出たことがなくて、出る気もない。
けど最近窓の外にやってくる猫(メス)が気になってる。窓越し片思い中。血統書つき。


半ノラなワルオ。
生まれは生粋のノラ。一歳行かない頃に怪我して保護され、その人物の下でしばらく過ごす。
怪我が治って飛び出したけれど、恩を感じてるのか気に入ったのか、定期的に通っている。雑種。


外猫なフツオ。
飼い主がちゃんといて首輪を着けている。
子猫の時に生まれた家から引き取られた。それからは捨てられなどせず暮らしている。
外に出ることを覚えてからは、ケンカしたり友達作ったり彼女作ったりと充実した毎日。時々日を跨ぐこともあるけどちゃんと家には帰ります。
血統書つき×血統書つきのミックス。


…取り合えず寝ましょうか。

2013/03/22(Fri) 04:59  コメント(0)

◆捻挫の話 

ヨシオが捻挫したら心配かけたくないって黙ってそう。そして物陰でディアってそう。気付かれたら「すぐ治しますよ」って笑いそう。

ワルオが捻挫したら意地を張って黙ってそう。んで気が付いたらすごい悪化しててヨシオに叱られそう。その間も治療中も悲鳴や泣き言言わなそう。

フツオが捻挫したら全力でパーティメンバーに甘えるか、回復ポイントにたどり着くまで黙ってそう。その間ずっと無言で、後半のヒロインさんには簡単に気が付かれそう。

とりあえず痛くて寝れないので同じ目に遭わせてみた。それだけ。

2013/03/18(Mon) 03:49  コメント(0)

◆特に何だって話じゃないけど、 

「雛祭りも終わりましたし、そろそろお返しについて考えなくちゃいけませんね」
「知るか、俺には関係ない」
「俺と違ってちゃんとしたの貰ってる癖にー」
「その中から髪の毛が何本も糸を引くように出て来たのを目の当たりにしてもんなことを言えるか」
「さーせんっしたー!! でも俺は俺で知咲にお返ししなくちゃならないんだぜ? 失敗作という名のダークマターへの!!」
「ならお前も三倍のダークマター用意すればいいだけの話だろ」
「それもそうだけどそれを遥の前で言うなよ彼方えも〜ん!」
「そうですよ彼方君、冗談にしては酷いですよ。所で道也くん、実行したりしませんよね? し ま せ ん よ ね ? 」
「やる訳無いじゃないですか遥さ〜ん……あ、三倍返しといえば」
「? どうしたんです?」
「いや、バレンタインにさ、差出人不明な人物から高級チョコレート貰ったんだよね、宅配便で」
「宛先間違い等ではなく?」
「うん、間違いなく俺ん家の住所、俺の名前が伝票に書かれてた」
「詐欺とかでもねえだろうな? 先に使わせたりして、後でクーリング・オフ不可だとか言って金取る奴」
「んー、それは分からない。二週間後くらいには来るかと身構えてたんだけどなー」
「…所で件のチョコレートはどうしたんです?」
「あ、今はまだ冷蔵庫。まあ差出人不明だしさ、三倍返し義務はないよな?」
「必要ねえよ。相手も元からその積もりだろうよ」
「よっしゃ。よし、アレはホワイトデー過ぎたら食おう」

ぎぶみーryの後日談的な。

2013/03/04(Mon) 21:42  コメント(0)

◆ゆびきりげんまん 

「ゆ〜びき〜りげ〜んま〜ん、う〜そつ〜いた〜ら指切って拳骨一万発殴っては〜りせんぼんの〜ますっ!! ゆびきったっ!!」
「…おい」
「何さ明くん」
 明がいかにも怪訝そうな顔をして問い掛ける。
「途中余計な言葉が混じってなかったか」
 前言撤回。問い掛けではなく確信した上での意見である。そしてヒノはそれがさも当たり前の如く、
「あっはっは、明くん知らないの? 指切りは言葉通り指を切る事で、げんまんっていうのは『拳』骨一『万』発、そして最後に針千本飲ます、って続くんだよ。私は言葉通り言っただけ〜」
 ……と、笑いながら返した。
 そこで予鈴が鳴り響いた。
「あ、やばっ」
 ヒノは顔色を変えてそそくさとバックを掴み、ドアへ向かって駆けていく。そしてドアノブに手を掛けると振り向いて
「約束破ったらマジでするからね〜っ!!」
 と叫び、大慌てで走り去って行く。
 それを眺めていた明は大きく溜息を吐いた。
 もしも約束を破ったなら、実際彼女はやりかねない。いや、『絶対に』やるだろう。
 諦めにも似た確信が明の中でそう叫んでいた。


2010年10月頃のらくがき

2013/03/01(Fri) 23:28  コメント(0)

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