歌詞

□つきうさぎ
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月影の揺らめく 秋空の奥に
蒼い旋律を描く あなたを見つけた
運命と言うように 導かれるまま
透明な口づけを交わし 永遠を誓った

曇り空 広がる夜さえ
雲の切れ間に あなたを探す
その姿 見えない時でさえも
心にあなた描いた

どうしてますか あの日から
変わらぬ愛を 奏でても
こんなエーテルの 風の中じゃ
あなたには聞こえませんか

夕闇のざわめく 古池のほとり
紅く頬を染め俯く あなたを見つけた
そっと息を潜め 契りの証にと
指先をくぐる星の環が いやに眩しく見える

夕月が 陰る水鏡
あなたの吐息で 千切れ飛ぶ
悲しみに滲んだ 夢はまるで
さようならを言うように

遥かに続く この宇宙(そら)も
空っぽになった この胸も
涙で満たせたなら あなたに
泳ぎ着けるのでしょうか

紅に染まったこの瞳は 泣き続けていた訳じゃない
遠くからでも見つかるように 血潮を流したの

暗闇に浮かぶ箱庭で 一人震えるつきうさぎ
あなたの愛からはぐれたまま 彷徨い続ける迷子

どうしてますか あの日から
変わらぬ愛を 叫んでも
一生届かなくても 変わらず

愛していてもいいですか

嗚呼……





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