歌詞

□GREEN SHIP
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余計な物詰めた鞄を抱いて
半券は風に預けておけばいい
旅立ちの合図はいつだって僕ら
高度幾千の船に乗って


切れそうな靴紐を固く結び
擦り減った底を雲に乗せてみる
天候は常時良好 景観は遥か


からっぽなギャレー
リカーカート揺れる
イマイチなセルフサービス
それはそれでさ
少し苦い珈琲の香りに巻かれ
航海士さえいらない旅に身を委ねて


壊れた無線に呟く
ただ空回る舵取って


今ここに描いた行く先を
いつか辿らざる思い思いを
僕らの地図には載れない
場所へ連れて行くからね


空いたカップの底に映り込む
窓からの景色は藍も変わらず
快適な旅に不安は無いの?


雨が嫌い?それもいいよ
造花は永遠の花
隔離された楽園で
ただ沈む日まで漂うだけ


平行線に流れる
時間と想いを見つめる
逆光を映した君の目


今ここに描いた行く先を
君が掻き消した世界の終わりを
僕らの地図には載せない
旋回を果たす


今ここに始まる旅立ちを
模型のような街に君を探してる
微かな風さえ手に取り
そっと明日へ導く



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