稲妻)短編夢

□小さな恋、
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『…とと、とにかくっ!
虎丸は、何しに来たのっ…?』


「だーかーらぁ…、
もぅっ…。先輩は俺の事、どう思ってるんですかっ?」


さっきよりも少し距離は離れ、
その代わり、虎丸は私をずっと見ている。


『どうって…。
虎丸は、可愛い可愛い後輩だよ〜…、うん。』


「そうじゃなくて…。
男として、です!」


『おっ、男!??』

「はい」


いきなり、何を言い出すんだこの子は…。

思わずドキッとしてしまったじゃないか…、



「…琴音、さん…」

虎丸がギリギリ聞こえる声で囁いた。

畜生、虎丸相手にドキドキしてきた…


ずっと見られてると耐えられない…

私は思わず、下を向いた。




 
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