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□少しずつ
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「風丸好きだ。
…俺と付き合ってくれないか?」
呼び出されて何事かと思うや否や、豪炎寺に告白された
「えぇっと…豪炎寺?
何かの罰ゲームか…?」
豪炎寺が冗談でこんな事を言う奴だとは思わない
「罰ゲームじゃない。
風丸、俺は真剣なんだ」
確かに、豪炎寺の目が物凄く真剣だ
「あっ、でも…俺は男だぞ?」
「そんなの関係ない。
俺は風丸一郎太が好きなんだ」
これは、誤魔化してばかりではダメみたいだ
俺もちゃんと答えないと…
「豪炎寺…、その。
豪炎寺の事をそういう風に意識したことないんだ…。
だから今は…うまく答えられない。
だから少しだけ待ってくれないか?」
この時俺は、何故断らずに少し待てと言ったのだろうか…
「そうか…。解ったよ」
「すまないな。
じゃあ、俺は円堂と帰るかr「円堂とっ、帰るのか…?」…え?」
「俺も、風丸と一緒に帰っても良いか?」
優しそうな、だけど少し寂しそうな表情に俺はドキリとした
意識しているからか…?
とりあえず今は豪炎寺の問いに頷こう
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