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□愛を込めて。
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「みんなーっ、今日の練習は終わりよー!」
マネージャーの声がグラウンドに響き渡り、
それぞれ、みんながグラウンドから引き上げ始める。
勿論、俺―…立向居勇気もその一人だ
そして、合宿所に向かい始めた足を不意に誰かに呼び止められ…
同時に、後ろから肩を組まれた
「よっ!立向居」
その声の主は、俺がこの世で一番愛おしい人だった。
「綱海さんっ!」
「…今日もお疲れ様、立向居」
そう言って綱海さんは笑って、
俺もつられて笑みが零れる
「綱海さんこそ…。
今日は特に暑かったから…、お疲れ様です。」
そう言って綱海さんの方を見た。
「立向居ぃ〜…。お前…」
綱海さんはそう言い…
「このこのっ」と頬をつついた。
「もぅ、綱海さんっ!//」
「あはは、照れた顔も可愛ぃーなぁ!」
そう言って、綱海さんは俺の額にキスを落とした。