*short*
□薬
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今朝から調子が悪くて熱を計れば 39°
私の平熱ゎ 36°
喉も痛いし
頭も間接も痛い
完璧風邪をひいた私は、学校を休むとメールして布団に潜り込んだ
「そう…メールしたよね?今いい感じに眠ってたのに何でお前がここにいる!」
まだ一時間目も終わってないだろう時間に押しかけて来て
私のベットに腰かけてるこのバカを睨み付ける
「だって…心配だったんだもん」
「だからって学校サボってまで来なくても…真田に怒られても知らないからね?」
ってか、熱のせいかな…
仁王が"もん"とか言って、めちゃめちゃ可愛いく見えるのは…
「真田の体裁くらい我慢する」
学校では人の事に無関心で、一匹狼な仁王が走ってきたのか息を整えながらそこに居て
「汗びっしょり…辛いんか?」
オデコに触れる手が冷たくてきもちいい
「寝てれば治るから大丈夫」
「薬は?」
「……」
私が無言で目を反らせば、やっぱりかと言うようにため息を吐く
「薬嫌いなのは知ってるが、病院いくぜよ」
「……大丈夫」
「ダメ!」
ほぼ強制的に着替えさせられタクシーを呼んだ仁王と一緒に病院に向かう
...