ダリア
□分からない
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「着いたーっ!!!」
長かったー、と身体を伸ばす沙希
２時間以上バスに揺られて疲れたけど、確かに来て良かったと思える景色
企画サークルの人に案内されて今日泊まるロッジの中に荷物を運び込む
係「部屋は２〜４人部屋です、各自荷物を置いたらロビーに集合してください」
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「ふわ〜…部屋もいい感じ♪」
沙希の言う通り２人部屋だからこじんまりしているけど、
椅子や机が木で出来ていて窓にはレースのカーテンが設置されており凄く可愛い
「来て良かったね〜？」
「まあ…ね、」
確かにキャンプだけなら凄く良かった
しかし、心からはしゃげない理由が２つあり
そのひとつが.. ♪♪ ♪♪♪ ♪♪ 「……メールだι」
「あー…真哉くん？」
そう…その１つ目が、何故か以前合コンであった田上くんがこのキャンプに参加していたと言うこと
「本当にしつこい…」
企画者の友人だか何だか知らないけど
部外者参加OKだからって参加した彼は、バスの中でもメールでもしつこくて
「今度は何て？」
「"先にロビーで待ってるね"…って、知ったこっちゃ無いわよ」
何を勘違いしてるのか知らないけど、私には構わないで欲しい
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