*シノグロッサム*

□萌え
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「うわ――――んっ!!!!泣」



「……………;」



「名字……何とか知ろって」



「(何とかって;)……九条さん、泣かないで?」





真と九条さんのシングルスの試合
途中までは、ほぼ互角に戦ってたけどやっぱり経験の違いか6-4で真の勝ち

どうしても勝ちたかったらしい九条さんは負けたショックで号泣しちゃうしまつ



「わっ私、勝ちたかったですぅ!!!」



「うん、ありがとう」



「ぅ゙-----っ、先輩の事っ諦められません」




ポロポロ涙を流しながらシャツを掴む九条さん


ここまで想ってくれてるなんて……何だか申し訳無い気持ちになる




「うーん…初めからね、誤解なんだよ」



「え??」



「俺と真は幼馴染みで、付き合って無いんだ」



「ほ…んとうっですか?」


「本当だよ」



「 っ!!! じゃ、じゃあ私もまだっ、好きで居て良いですか!?」



「うーん…好きで居てくれるのは嬉しいけど、気持ちに答えることは出来ないよ」



「え……」





正直に




正直に……




「好きな人が……居るんですか?」



「う…んとね、俺女の子と付き合う気無いんだ」



「………え?」












「俺が好きなのは "男の人" なんだ」










九条「……………」




真「………………;」




ブ「…………………えっ」




「「えぇぇぇぇ!!!?;」」





何で真とブン太がそこまで驚くかな;




「ちょっ、名前!?;(確かにそうなんだろうけどっι)」



「名字お前………そうだったのかよぃ;」



「えっ?えっ?;(変な事言ったかな??;)」




「…………名字先輩っ」



「はっはい;」



「そっ、 それは本当ですか?」



「はい……事実です;」






(あちゃー…;絶対九条さん傷ついてるよ)


(知らなかった…名字ってやっぱり変な奴かも;)







「私、感動してますっっ!!」



「「え―――!ι」」



「か…感動って;」



「まさかこんな身近にいたなんてっ!!!はぁー考えたダケで萌えますぅ//」



「もっ…(萌え??;)」



「名字先輩っ」



「は…はい?」



「先輩の事は好きですが、それが理由なら諦めますっ」



「あ……はあ?」



「ただ、お友達にはなってくれますか?」



「うん♪友達なら大歓迎だよ?」



「良かった〜これからは先輩の側で、変な虫がつかないように見張りますねっ」


「む…虫??ι」



「やっぱり美少年には美少年しか釣り合わないって言いますかぁ//
あっ、でも大人の男性ってのも良いかも知れないけどぉ///」



「あ…あの、九条さん?ι」



「きゃ――//想像だけでドキドキしちゃいますっ♪」



だ……だめだ;
何でそんなに興奮してるのかが分からんι




「………名前」


「…真、正直になったけど大丈夫だよね?」


「うん、がんばれ」



「へっι」









...
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