ダリア

□二度と元には戻れない
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逃げた






泣きながら




逃げてしまった






戸惑う彼を見ていたくなくて



否定の言葉を聞きたくなくて





無我夢中で走った







そして







「待てよ名前!!!」



「嫌だ!離してっ」





彼に掴まれた腕が痛いのに


聞きたくないのに





身体中に感じる彼の体温が暖かかった








...
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