ダリア
□好きじゃない!…そう、思わせてたのに
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「名前ちゃん♪」
「……田上くん?」
キャンプに来て一日目が終わろうとしていた
ご飯も食べてお風呂にも入った。
そろそろ寝ようと部屋に戻る途中、声をかけられて振り向けば田上くんで
「今時間いい?」
「ん?まあ、少しなら」
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「あれ、名前じゃん?」
「え、どこっすか?」
ロビーで赤也とゲームしてて、ふと外を見たら名前らしき人影が歩いてるのが視界に入った
「ほらあそこ歩いて…あ゙」
マズイ;
そう思った時はすでに遅くて
「あの男…」
俺も気づいたもう一人の存在に赤也も気づいたようで
名前を気に入ってる赤也はいかにも機嫌が悪そうだ
「丸井先輩…」
「……だな」
このまま…見て見ぬふりは出来ないよな
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