*シノグロッサム*
□萌え
1ページ/3ページ
「いよっしゃ―!!食券GET☆」
「おめでとー」
「んだよ名字、テンション低いぜぃ?」
「疲れたんだよっ!;」
体育祭二日目の今日は朝から走って打っての繰り返しで、クッタクタ
隣の赤髪くんはバスケの試合で準優勝の食券貰って喜んでるし…
あ、優勝はうちのチームね〜
「でもお前スゲーよな;
短距離走も長距離走も一位とっちまう何てよ〜」
「他の人が遅いだけじゃん?」
「……………喧嘩うってんのか?;」
「うん、八つ当たり。ごめん」
一位は獲ったよ?
だって真が真面目にやらないと口聞かないって言うんだもんっ!
おかげで、全部全力疾走したからマヂでグッタリさ アハハ...
「残ってんのは、午後のテニスか?まぁコレだけは脚力があっても技術が無きゃな〜」
「あはは〜だね」
「まっ!決勝戦まで行ったのがスゲーんだからさ、食券貰って来いよ(笑)」
「あははは……はあ;」
「名字せ〜んぱいっ!!」
「狽ョはっ」
「狽ィいっ、大丈夫かよぃ;」
名前を呼びながら走ってきた九条さんが、背中に抱きついてきたのを支えきれなくて、前のめりになり両手両足を地面につけ何故か懺悔(ざんげ)のポーズをしてしまってるし;;
「きゃ―!!!先輩大丈夫ですか!??;」
「大丈夫……だから、背中から降りてくださいっ」
「本当に本当にごめんなさいっ」
分かったから、早く降りて欲しい……かなι
「だーっ!!、九条こっち来い」
「きゃぁ??」
あ―ι
頭が回るぜちくしょお;;
「名字…立てるか;」
「じょ〜ぶりん」
「いや、わかんねぇ;」
「…っ、先輩ごめんなさい」
目の前にしゃがみこみ、涙目になりながら謝ってくる九条さんの頭を撫でながら、大丈夫だと言い聞かせる
「何か用があったんじゃないの?」
「あっ…その、次が私の試合なので見て欲しくてっ」
「次…って、テニスか?」
「はい!小山先輩との一騎討ちですっ」
ん?一騎討ち???
「じゃぁ見に行こっかな……丸井はどうする?」
「(真の試合っ)……行く」
「じゃ、行こっか?」
「はいっ♪♪」
「………九条さん、この手は?」
「えへへ//」
手を繋いで歩くのは別に良いんだけど
めっちゃ注目浴びてますがな;
...