＊ｼﾉｸﾞﾛｯｻﾑ＊
□決定
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「じゃあ、種目と出場者は以上です」
って…… え―――――！！？
「意義有り！！」
転入して半月がたち学校行事である体育祭を目前に控え、各学年,クラスでは各種目の出場者を決めるＨＲが行われた
私のクラス(あ、今さらですが私と真はＤ組です)も、例外では無く出場者を決めていたのですが
「何ですか名字さん」
「いや、何ですかじゃ無くて！何でほとんどの種目に俺の名前が有るわけ!?」
そう…短距離走から長距離走、リレーに騎馬戦等走るものは全部に名前が有り
しまいには、バスケにテニスにバレーボール
体育祭なのに、水泳ってあってそれに名前が無いのが唯一の救い
「なぜと言われても体育祭出場者の規則に、"部活所属者は参加出来ない"と有りますし、委員会等、時間に融通がきかない方も居る中名字さんは唯一何も無い為、時間に一番融通がききますから」
何もやってなくてすみませんねーだっ!!!
「にしても、多くないですか？」
「そうですか?…そうですね、なにぶん部活動が重なってる方がこのクラスには多いですからね」
「せめて、テニスは無しにしません？」
「困りましたね…では、テニスの変わりに水泳に出ていただけるなら、テニスは他の方に頼みますが」
「…………っ、テニスにでます」
「ありがとうございます。では、これにて決定とします」
「……名前？ι」
「テニス……はぁ---;」
「大丈夫だって！名前上手いじゃん？」
「だから嫌なの…実力抑えて試合なんて」
「……若干嫌み入ってる？」
「うん」
「えﾞι」
「ごめん、嘘。……あんまり目立つ行動したく無いからさ」
「………家柄？」
「うんにゃ、個人的に？家柄で目立っちゃいけないなら兄は何も出来なくなるよ」
「……………………(考え中) ぷはっ 確かに(笑)」
「兄は見た目から派手だからな〜」
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