孤独者+幸せ者=

□First.孤独
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君に会えたのは僕がまだ六歳の頃


その時、僕は一人ぼっちで公園にいた



砂場でお山を作ろうと、小さな手で一生懸命に、丁寧に砂山を作っていく


それでも、あの時小さかった僕にはただ砂を盛っただけの貧相な山を作ることがしか出来なかった。




だから満足しなかった

物足りなかった

完璧な物が作りたかった


もっと、もっともっと完璧にしたかった





完璧に、完璧に、完璧に、完璧に、完璧に、完璧に、完璧に、完璧に完璧に完璧に完璧に完璧に完璧だけを望んでいるんだ







全く子供らしくないことを思いながら、さっきまで頑張って作っていた山を壊した


完璧なモノ以外なんていらないのだ


それからも作っては壊し、作っては壊すのを繰り返していた



こんな僕だから友達なんてモノできたことがなかったし、大人達は気味悪そうに僕を避けているのが嫌なほど伝わってきている

だけど、僕は気になんかならなかった

1人でいることに自由の快適さを知っているから





僕にとって友達とは必要性がまったくないモノだった

いつだって、何処に居たって、1人でいることが当たり前なのだ





『なんで、こわしちゃうの?』

突然後ろから声がした




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