緋色の欠片
□綴る歌に想い込め
3ページ/5ページ
「だ、だって……今の言葉、今の夢の意味で考えたら…っ」
現代の意味で捉えれば、祐一は夢にまで出るくらい自分のことを想っているということだ。
(な、なんか恥ずかしい…っ)
過去の意味で捉えても、現代の意味で捉えても、照れ臭いことこの上ない。
「因みに、お前は最近、俺の夢を見たりはしなかったのか?」
追い討ちのようにそう問われ、その言葉にかけられた多大の期待に、珠紀はうろたえる。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ