ワンドオブフォーチュンF

□切なる想いの行く末は
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「――――ふぅん、そんなことがあったんだ」


 自らの水色の髪を玩びながら、アルバロはにこやかにそう言った。エドガーはこくりと頷き、にこにこと笑う。


「先生たちもすごいよね。生徒たちのためにそんな企画を行うか考えてたなんて」


 にこやかにそう言いながら、エドガーは笑う。


「けど生徒たちを強制参加なんて強要する気はないみたいでね。人数が集まらないのなら中止ってことらしいんだ」


「……それは頑張って人集めして貰わないと」


「ってことはアルバロも参加してくれるの?」


「うん。面白いことには目がないからね」


 にこやかに言いながら、アルバロは笑う。


「ついでに、パーティってことなんだから、パーティらしい催しを行ったほうがいいと思うんだけど―――」


 その言葉が、まさかきっかけになるなんて、だれも予想はしない―――…。
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