→ぷりんす←
□的中
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その顔はいつも通りの仏頂面で
こんな時なのに妙に安心して目を伏せた。
しかし、何か違和感を覚え再び目を開く。
真田はやはり渋い顔をしていて気の所為かと思い今度は手塚に視線を移す。
すると、ただでさえ細長い目をさらに細くして
眉間には、これでもかと言う位深いシワが寄っている。
そして目先はこちらに向けられているようだ。
と、いうよりも跡部の隣にいる人物――
真田に向けられているようだった。
嫌な予感がして隣を見ると真田もまた真っ直ぐに手塚を見据えていた。