→がんだむ←
□284.おかえり
2ページ/6ページ
朝、いつも通り愛しい人に挨拶すべく
彼のいる隊長室へと向かった
そして、いつも通り他愛の無い話をして勝手に盛り上がって
でも、いつもみたいな鋭い突っ込みは一切なくて
隣りに腰掛けるイザークに
どうかした?と尋ねても
別に、と返って来るだけで
言いにくいなら別に良いかな、なんて思っちゃって
それから暫く沈黙が続いて
俺はずっとイザークの横顔を見つめている
見つめられている本人はというと、ずっと俯いたままだ
すると、一度大きく息を吐き
呼吸を整えたイザークと目が合った
その目は真っ直ぐと俺を見据えていたが
どこか寂しそうに思えた